ベンチャー企業におけるデジタルマーケティング、広報、Web担当のチーム編成について

ベンチャー企業のマーケティング、UIデザイン、Web運用をさせて頂いているのですが、そこで質問が多く、また初期フェーズで理解してもらうのに時間を要してしまうことが多い「Web人材のチーム編成」を、QA式でまとめたいと思います。

Q1. マーケティング担当もWeb担当も不在なので、何から始めていいのか分からないが、とにかくWebをまず作って欲しい。

マーケティング担当者

立ち上げて間もない時にこのご相談が多いです。
ベンチャー企業はリソース不足に加え、部署のヘッドも不在。
ザクっと目標(KPI)が決められていて、そこまでのプロセスはあまり描かれていないことが多いです。

売り上げ目標、販売数、会員数、ローンチ日、広告予算…
前例データもないので、市場規模からの逆算になりますが、不確かな状態です。
闇雲にWebを作ってもマーケティング全体の設計ができていない場合、運用フェーズになかなか移行できません。
また制作のみの外注(アウトソース)をしてしまうと、完成後に運用が手付かずで放置され、リソース不足、求人の話しで止まってしまいます。

外部でも社員でもまずは、どなたかマーケティング担当者を任命することをオススメします。
手が空いていない場合でも、兼任で構わないので、きちんと担当者と名乗ることで当人の責任意識やその後のやりとりがとても円滑に進みます。
フィードバック定例もマーケティングのみの時間をきちんともうけて、目的とスケジュールを確認しましょう。

Q2. マーケティング担当者はいるが、ここからどうチーム編成を決めて進めて行けば良いか分からない。コストをかけたくないので、できる限りミニマムのサイズで進めたい。

エンジニアデザイナー

こちらは先ほどのQ1の一歩進んだ形です。

できる限りのミニマムサイズというお題がありますので、こちらは事業やサービスのカタチによって変わってくると思いますが、上図のような基本編成になると思います。

ポイントなのは経営陣にデジタルリテラシーがあまりない場合、エンジニアやデザイナーに直に指示を出さないということです。
チャットツール上でも言った言わないや、関係値に力関係が及ぶなど、コミュニケーショントラブルに発展することが少なくないです。

大抵の場合、相互理解が難しくバッティングして時間だけが経過してしまいます。
フィードバック定例も個別に時間を区切ることで、専門分野における思考停止などの無駄がなくなります。

Q3. 社内で担当者をつけるのは難しいので、丸っと全部外注するのはダメか?

プロデューサーディレクター

資金調達までに時間がかかってしまったり、取り急ぎどうしてもマーケティングを進める必要がある場合は、全て外注することを検討する方もいると思います。
この場合は、できる限り制作会社やフリーランスの選定を慎重に行ってください。
費用に関しても、予算額をぶっちゃけて、どこに落とせるのか提案を受けて冷静に判断しましょう。
社内に詳しい人がいない場合は、信頼のできる経験者に有料でも一度相談をしたほうが良いです。

マーケティング設計、技術や実績の評価を素人が判断することで、何度もやり直し、制作の中止、内容の相違が起こってしまうことがあります。
スタートを間違えることは、建築でいうところの設計図が間違っている状態で大工が家を作っていくようなものです。
その際、制作だけで話しが終わらないように、運用フェーズなど中長期の計画に関しても相談するようにしてください。
未来に起こるであろう想定を先に話し依頼することで、コスト抑えて、継続的に運用を行っていくことができます。

この際、プロデューサー/ディレクターとのコミュニケーションは一定のルール化(定例や連絡のやりとり、報告フォーマットなど)をすることをオススメします。
全てアウトソースしている場合は、コミュニケーションを取らず任せっきりになることで、優先順位が下がってしまいます。注意しましょう。
安定運用までの初速を上げること、結果に対しての仮説検証が、成功への近道です。

まとめ

ベンチャー企業にとってマーケティング体制を整えることに時間をかけることは苦痛だと思いますが、中長期の投資回収を考えると、安定的にアウトプットし、分析、フィードバックできるチーム編成は必要不可欠です。

また、ITやデジタル人材は、今後も需要が高まることから、普段から人材へのアプローチを意識することを心がけましょう。
案外、熱意に弱いものです。
さらには1人で2人〜5人分くらいできてしまう、モンスター的なフルスタック人材からブーストできると初速がぐっと上がりますので、積極的に自社ホームページやSNSなどで募集アピールするのも重要です。

Scroll To Top